医療法人 羅寿久会 浅木病院|福岡県遠賀郡遠賀町|神経内科|リハビリテーション科|内科|消化器科|循環器科

 

理学療法室

 
 
《 起立-着席運動を重視 》
   
 
《 起立-着席運動のPoint!! 》
   1. 上体を前傾させながら立ち、なるべく手の力を使わず、足の力で立ちましょう。
   2. お尻が椅子から離れて立位までの間、立位からお尻が椅子に着くまでの間がゆっくりとなるように時間をかけて立ち座りしましょう。
   3. 関節に痛みがあるときは椅子を高くして行いましょう。

      ☆ ゆっくりすることで効率よく筋力がつきます!
      ☆ 持つところが何かあれば安全にできる運動です。
      ☆ 自主訓練にも最適です。
      ☆ 200回/日以上の起立-着席運動を推奨します。

 
 
  • 回復に必要な筋力やバランス能力を養うためにとても有効な方法です。
  • 筋力が強くなれば、身の回りの日常生活動作の介助量が減り、一人でできるようにもなります。
  • 脳卒中に限らず、あらゆる疾患で筋力強化に有効です。
  • 低強度(3Mets以下)の運動に分類され、心疾患や呼吸器疾患の方にも比較的安全に行える運動です。
  • 厚生労働省:『健康づくりのための運動指針2006』では、運動強度の指数であるメッツ(MET: metabolic equivalent)に運動時間をかけたものを1エクササイズとして、週23エクササイズ以上の運動が推奨されています。
    これは、普通の歩行で約10,000歩/日で、体重60kgの人であれば約200kcal/日のカロリー消費が必要になります。

    例)体重60kg、70歳代、男性が約200kcalを起立訓練で消費するには?
    回数で約400、時間で約1時の起立訓練で消費できます。
    (40cmの高さの椅子で毎分6回のペースで起立訓練を行った場合)
  • 体重の減量筋力増強効果同じくらいの効果があります。
    入院治療では、減量も同時に行うことで運動能力のより早い改善が期待できます。
    ちなみに、脂肪1kgを減らすには約7,000kcalの消費が必要になります。
    400回/日の起立訓練を約1ヶ月続けると体重が1kg減る計算になります。
   
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