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論文・学会・研修報告

 

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重症パーキンソン病患者 8例に対する 起立-着席運動
2016-12-15

重症パーキンソン病患者 8例に対する 起立-着席運動

~廃用による機能障害に対するアプローチ~

 
<対象・方法>
  •   歩行、移乗など日常生活全般に介助が必要なパーキンソン病患者8症例
    (平均年齢:68歳 平均罹病期間:14年)
  • 起立-着席運動を中心としたリハビリを行い、4週後に訓練による効果を調査しました。

 

<結果> 

  • 起立-着席運動は一日平均280回出来ました。
  • 下肢筋力が全例で改善しました。(図1)
  • 歩行、移乗の能力が改善しました。(図23
  • 日常生活動作での介助量が軽減しました。(図4

 

<まとめ>

  • 起立- 着席運動は歩行よりも筋活動が多く、危険が少なく、
    簡単に行える運動として知られています。
  • 今回の検討では、重症のパーキンソン病患者に対する運動療法として

    起立-着席運動は実施しやすく、かつ効果が大きいと考えられます。 

 

 

(九州理学療法士・作業療法士合同学会2016で発表)

 

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